親しい友人の訃報…突然の悲しい知らせに、深い悲しみと共に
「お通夜や葬儀、どうすれば…」
「香典はいくら包めばいいんだろう?」
と、戸惑いや不安を感じているのではないでしょうか。
特に香典の金額は、多すぎてもご遺族に気を遣わせてしまい、少なすぎても失礼にあたる可能性があるため、非常に悩ましい問題です😥
大切な友人を偲ぶ気持ちをきちんと表すためにも、失礼のないように対応したいですよね。
そこで今回は、「友人の葬儀で送る香典の相場」を調査。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
結論:友人の香典、基本の相場は「五千円か一万円」です 💡
香典
まず今回の調査の結論からお伝えすると、友人が亡くなった場合の香典は、五千円または一万円を包むのが最も一般的でした。
- 一般的な友人・知人 → 五千円
- 特に親しかった親友 → 一万円以上
ただし、これはあくまで基本です。
実際には「あなたと故人の関係性」や「あなたの年齢」によって最適な金額は変わってきます。
ここからは、より具体的なケースに分けて、あなたの状況にピッタリの相場を見ていきましょう。
【ケース別】誰が亡くなった?関係性で見る香典相場 🤝
「友人」と一言でいっても、亡くなったのがご友人本人なのか、そのご家族なのかによって相場は異なります。
① 友人(本人)が亡くなった場合
学生時代の同級生、会社の同僚、趣味の仲間など、あなた自身と直接的な関係があった友人が亡くなった場合の相場は、以下の通りでした。
あなたの年齢 | 特に親しかった親友 | 同級生・知人 |
20代 | 五千円 、 一万円 | 三千円 、 五千円 |
30代 | 一万円 、三万円 | 五千円 、一万円 |
40代以上 | 一万円 、三万円、五万円 | 一万円、三万円 |
一番大切なのは「親しさの度合い」です。
「親友」と呼べる間柄であれば、相場より少し多めに包むことで、より深い弔意を示すことができます。また、亡くなった方が既婚者であれば、家族ぐるみのお付き合いというケースもあると思います。
複数人で旅行に行くほど仲が良かった、頻繁に食事に行っていた、など具体的な関係性を基準に判断しましょう。
② 友人の「親」が亡くなった場合
あなたと直接の面識があるかないかに関わらず、友人を慰め、支えるという意味で香典を包みます。
この場合の相場は、一般的に友人本人が亡くなった場合よりも少し下がります。
あなたの年齢 | 金額の目安 |
20代 | 三千 、 五千円 |
30代 | 五千円 |
40代以上 | 五千円、 一万円 |
今回調べてみた結果、友人の親が亡くなった場合は、五千円を包むのが最も一般的でした。
生前、その親御さんに非常にお世話になった、家族ぐるみで付き合いがあった、などの特別な関係性があれば一万円を包むこともあるようです。
【注意】一万円を包む場合は、1万円札1枚としましょう。
③ 友人の「配偶者」や「子ども」が亡くなった場合
これは非常にデリケートで、友人の悲しみも計り知れない状況です。
友人本人を力づける意味合いが強くなり、香典の相場も友人本人が亡くなった場合と同等か、それ以上になるケースが多いです。
この場合も、日頃の付き合いの深さを考慮して金額を決めると良いと思います。
【あなたの年齢別】社会的立場も考慮した香典相場 🧑💼
香典の金額は、あなたの年齢や社会的立場によっても変わります。
香典
年齢が上がるにつれて、相場も少しずつ上がっていくのが一般的です。
20代の香典相場:三千円~一万円
社会人になりたてで経済的な負担も大きいため、相場は比較的低めです。
- 一般的な友人:三千円 or 五千円
- 親友:五千円 or 一万円
まだ学生の場合は、無理のない範囲で3千円程度でも問題ありません。
社会人であっても、無理して高額を包む必要はありません。
30代の香典相場:五千円or一万円
社会人として安定してくる30代は、一般的な相場である五千円か一万円が目安となります。
- 普段の付き合いが少ない同級生など:五千円
- 親友や特にお世話になった友人:一万円
迷ったら五千円を包んでおけば、まず失礼にはあたりません。
40代以上の香典相場:一万円~
社会的にも責任ある立場になる40代以上は、相場も少し上がります。
- どんな関係性の友人でも、最低一万円を包むのが一般的です。
親友であれば、それ以上の金額(二万円など)を包むこともあります。
偶数と「4」「9」は避ける
香典で包む金額は、奇数が良いとされています。
偶数は「割り切れる」ことから「故人との縁が切れる」ことを連想させるためです。
特に「4(死)」や「9(苦)」が付く数字は絶対に避けましょう。
ただし、10,000円や20,000円などキリの良い数字は問題ありません。
よくあるお悩みQ&A 🤔 ここが知りたい!
香典の金額以外にも、いざという時に迷ってしまう点は多いもの。
よくある疑問をQ&A形式で解決します!
Q. お通夜・告別式の両方に参列する場合、香典は2回必要?
考えごとする女性
A. いいえ、1回で大丈夫です。
お通夜か告別式のどちらかに持参すれば問題ありません。
一般的にお通夜に持参する方が多いようです。
もし両方参列する場合は、受付で「お通夜にもお伺いしました」と一言添えて記帳のみ行いましょう。
Q. 式に参列できない…香典はどうすればいい?
A. 参列できなくても、弔意を示す方法はあります。
- 他の友人に預ける:共通の友人で参列する人がいれば、代理で渡してもらうのがスムーズです。
- 現金書留で郵送する:葬儀後、少し落ち着いた頃合いを見て、ご遺族の自宅へ郵送します。必ず「現金書留」を使い、お悔やみの手紙を添えるとより丁寧です。
- 後日、弔問に伺う:事前にご遺族の都合を確認した上で、後日自宅へお線香をあげに伺い、その際に直接手渡します。
Q. 職場の同僚や友人たちと連名で包んでもいい?
職場の同僚
A. はい、問題ありません。
複数人で一緒に包むことで、一人あたりの負担を減らせます。
- 金額:一人あたり三千円〜五千円程度を集めるのが一般的です。合計金額がキリの良い数字になるように調整しましょう。
- 表書き:3名までなら全員の氏名をフルネームで書きます(目上の人が右)。4名以上になる場合は、代表者の氏名を中央に書き、その左下に「他一同(外一同)」と書き添えます。全員の氏名・住所・金額を書いた紙を中袋に入れましょう。
Q. 学生でお金がない場合、どうすれば…?
女子大学生
A. 無理のない金額で問題ありません。大切なのは気持ちです。
学生の場合は三千円でも十分です。
もしそれも厳しい場合は、無理に香典を用意しなくても失礼にはあたりません。
お葬式に参列し、心を込めて手を合わせ、ご遺族にお悔やみの言葉を伝えるだけでも、あなたの弔意は十分に伝わります。
まとめ:一番大切なのは、友人を想うあなたの気持ち
今回は、友人の香典相場についての調査結果をまとめてみました。
【今回のポイント】
- 友人への香典は五千円〜一万円が基本。
- 親友なら一万円以上、友人の親なら三千円〜五千円と関係性で調整。
- 20代→30代→40代と年齢が上がるにつれ相場も上がる。
- 金額の数字は奇数が基本。「4」「9」は避けること。
- 参列できない場合も、郵送などで弔意を伝えることができる。
たくさんのルールや相場があって難しく感じるかもしれませんが、最も大切なのは「故人を偲び、ご遺族をいたわる気持ち」です。
相場はあくまで目安です。
あなた自身の経済状況も考慮しながら、無理のない範囲で、心を込めて包むことが何よりの供養になります。
そして、金額だけでなく、ご遺族に寄り添う温かい言葉をかけること、友人の思い出を語り合うことも、きっと大きな慰めになるはずです。
この記事が、皆様の葬儀に関する疑問や不安を解消し、安心して故人を送るための一助となれば幸いです🌸